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不要な括弧

不要な括弧は削除できます。

このルールはDart 2.0以降で使用できます。

このルールには、クイックフィックスが用意されています。

詳細

#

避ける 必要のない括弧の使用は避けてください。

悪い例

dart
a = (b);

良い例

dart
a = b;

括弧がコードの意味を変えず、コードの可読性を向上させない場合、括弧は不要とみなされます。すべての開発者に式の優先順位表を頭に入れておくことを強制するわけではないため、2番目の条件が含まれています。この条件の例としては、以下のものがあります。

  • カスケード式 - カスケード式のターゲットが何であるかが明確でない場合があります。特に代入やネストされたカスケードがある場合。たとえば、式 `a.b = (c..d)` です。
  • トークン間に空白がある式 - `!await foo` のような式は、有効であり `!(await foo)` と同等ですが、非常に奇妙に見えることがあります。
  • 論理式 - 括弧は、優先順位によって定義される暗黙のグループ化の可読性を向上させることができます。たとえば、式 `(a && b) || c && d` です。

使用方法

#

`unnecessary_parenthesis` ルールを有効にするには、`analysis_options.yaml` ファイルの **linter > rules** に `unnecessary_parenthesis` を追加します。

analysis_options.yaml
yaml
linter:
  rules:
    - unnecessary_parenthesis