dart: Dart コマンドラインツール
dart
ツール (bin/dart
) は、Dart SDK へのコマンドラインインターフェースです。このツールは、Dart SDK を明示的にダウンロードした場合でも、Flutter SDK のみをダウンロードした場合でも、Dart SDK の取得方法に関係なく利用できます。
dart
ツールを使用して、アプリの作成、分析、テスト、および実行を行う方法は次のとおりです。
$ dart create -t console my_app
$ cd my_app
$ dart analyze
$ dart test
$ dart run bin/my_app.dart
dart
ツールを使用して、pub
コマンドを実行することもできます。
$ dart pub get
$ dart pub outdated
$ dart pub upgrade
次の表は、dart
ツールで使用できるコマンドを示しています。Flutter 向けに開発している場合は、代わりにflutter
ツールを使用する場合があります。
|
コマンド | 使用例 | 詳細情報 |
---|---|---|
analyze | dart analyze [<ディレクトリ|DART_FILE>] | プロジェクトの Dart ソースコードを分析します。 詳細はこちら。 |
compile | dart compile exe <DART_FILE> | Dart をさまざまな形式にコンパイルします。dart2js および dart2native を置き換えます。詳細はこちら。 |
create | dart create <ディレクトリ> | 新しいプロジェクトを作成します。 詳細はこちら。 |
doc | dart doc <ディレクトリ> | API リファレンスドキュメントを生成します。dartdoc を置き換えます。詳細はこちら。 |
fix | dart fix <ディレクトリ|DART_FILE> | Dart ソースコードに自動修正を適用します。 詳細はこちら。 |
format | dart format <ディレクトリ|DART_FILE> | Dart ソースコードをフォーマットします。 詳細はこちら。 |
info | dart info | Dart ツールの診断情報を出力します。 詳細はこちら。 |
pub | dart pub <PUB_COMMAND> | パッケージを操作します。pub を置き換えます。詳細はこちら。 |
run | dart run <DART_FILE> | Dart プログラムを実行します。 既存の Dart VM コマンド (コマンドなしの dart ) を置き換えます。詳細はこちら。 |
test | dart test <ディレクトリ|DART_FILE> | このパッケージでテストを実行します。pub run test を置き換えます。詳細はこちら。 |
(なし) | dart <DART_FILE> | Dart プログラムを実行します。既存の Dart VM コマンドと同じです。dart run を推奨します。 |
コマンドのヘルプを表示するには、dart help <コマンド>
と入力します。pub
コマンドの詳細を取得することもできます。
$ dart help pub outdated
特に明記されていない限り、このサイトのドキュメントは Dart 3.5.3 を反映しています。ページの最終更新日は 2024-02-07 です。 ソースを表示 または 問題を報告。