dart analyze

dart analyzeコマンドは、DartをサポートするIDEやエディタを使用する場合と同じ静的解析を実行します。

現在のディレクトリ下のすべてのDartファイルに対して静的解析を実行する例を次に示します。

$ dart analyze

アナライザが警告と情報レベルの問題を処理する方法をカスタマイズできます。通常、アナライザはエラーまたは警告が見つかった場合に失敗を報告しますが、情報レベルの問題が見つかった場合は報告しません。 --fatal-infosおよび--no-fatal-warningsフラグを使用してこの動作をカスタマイズできます。たとえば、問題が何であってもアナライザに失敗させるには、--fatal-infosフラグを使用します。

$ dart analyze --fatal-infos

ディレクトリまたは単一ファイルの引数を追加できます。

$ dart analyze [<DIRECTORY> | <DART_FILE>]

たとえば、binディレクトリを分析するコマンドを次に示します。

$ dart analyze bin

解析をカスタマイズするには、静的解析のカスタマイズで説明されているように、解析オプションファイルまたはDartソースコード内の特別なコメントを使用します。

コマンドラインオプションの詳細については、--helpフラグを使用してください。

$ dart analyze --help