build_runner
build_runner パッケージは、生成されたファイルのテストや、ソースファイルと生成されたファイルの双方をサーブするなど、ファイルの生成を汎用的に行うコマンドを提供します。このページでは build_runner の使用方法を説明します。特定のパッケージで build_runner を使用する方法については、そのパッケージのドキュメントを参照してください。
build_runner コマンドは、*ビルダー* — 入力ファイルから出力ファイルを生成するために Dart ビルドシステム を使用するパッケージ — で動作します。たとえば、json_serializable および built_value_generator パッケージは、Dart コードを生成するビルダーを定義しています。
Dart ビルドシステムは、リフレクション(パフォーマンスの問題があります)やマクロ(Dart のコンパイラはサポートしていません)の良い代替手段ですが、Dart コードの読み書き以上のことができます。たとえば、sass_builder パッケージは、.scss および .sass ファイルから .css ファイルを生成するビルダーを実装しています。
build_runner のセットアップ
#build_runner を使用するには、アプリの pubspec に build_runner の 開発依存関係 を追加します。
dev_dependencies:
  # ···
  build_runner: ^2.4.15
  build_test: ^2.2.3build_test への依存はオプションです。コードをテストする場合は追加してください。
通常通り、pubspec.yaml の変更後は、dart pub get または dart pub upgrade を実行してください。
dart pub get組み込みコマンドの使用
#以下は、build_runner の **build** コマンドを使用した例です。
# From a directory that contains a pubspec.yaml file:
dart run build_runner buildbuild_runner パッケージには、以下のコマンドが含まれています。
- build
- 一度だけビルドを実行します。
- serve
- 開発サーバーを起動します。このコマンドを直接使用する代わりに、便利なデフォルト動作を備えた webdev serveを使用できます。
- test
- テスト を実行します。
- watch
- 入力ファイルの編集を監視するビルドサーバーを起動します。変更に応答して、増分リビルドを実行します。
詳細情報
#Web 固有のコードに取り組んでいる場合は、webdev ページ を参照してください。
build_runner の使用方法の詳細については、以下を参照してください。
- build_runner の使用を必要とするパッケージのドキュメント。これらのパッケージは、一般的に build または build_runner への依存関係を持っています。
- build_runner のドキュメント