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build_runner

build_runner パッケージは、生成されたファイルのテストや、ソースファイルと生成されたファイルの両方の提供など、ファイルを生成するための汎用コマンドを提供します。このページでは、build_runner の使い方を説明します。特定のパッケージで build_runner を使用する方法については、そのパッケージのドキュメントを参照してください。

build_runner コマンドは、ビルダーDartビルドシステムを使用して入力ファイルから出力ファイルを生成するパッケージ — と連携します。たとえば、json_serializablebuilt_value_generator パッケージは、Dartコードを生成するビルダーを定義します。

Dartビルドシステムは、(パフォーマンスの問題がある) リフレクションや、(Dartコンパイラがサポートしていない) マクロの良い代替手段ですが、Dartコードの読み書き以上のことができます。たとえば、sass_builder パッケージは、.scss および .sass ファイルから .css ファイルを生成するビルダーを実装しています。

build_runner の設定

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build_runnerを使用するには、アプリのpubspecにbuild_runner開発依存関係を追加します

yaml
dev_dependencies:
  # ···
  build_runner: ^2.4.12
  build_test: ^2.2.2

build_testへの依存はオプションです。コードをテストする場合は依存してください。

pubspec.yamlを変更した後は、通常どおり dart pub get または dart pub upgrade を実行します

$ dart pub get

組み込みコマンドの使用

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以下は、build_runnerのbuildコマンドの使用例です。

$ # From a directory that contains a pubspec.yaml file:
$ dart run build_runner build

build_runnerパッケージには、次のコマンドが含まれています。

build
1回限りのビルドを実行します。
serve
開発サーバーを実行します。このコマンドを直接使用する代わりに、便利なデフォルトの動作を備えた webdev serve を使用できます。
test
テストを実行します。
watch
入力ファイルの編集を監視するビルドサーバーを起動します。変更に応答して、増分再ビルドを実行します。

詳細情報

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Web固有のコードを操作している場合は、webdevページを参照してください。

build_runnerの使用方法の詳細については、以下を参照してください