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unnecessary_library_name

library 宣言でライブラリ名を使用しないでください。

この規則は Dart 3.4 以降で使用可能です。

ルールセット: 推奨flutter

この規則には、クイックフィックスが利用可能です。

詳細

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library 宣言でライブラリ名を使用しないでください。

ライブラリ名は不要です。

ライブラリはライブラリ宣言を必要としませんが、ライブラリのドキュメントとライブラリのメタデータを添付するために追加できます。これらの用途には、library; の宣言で十分です。

ライブラリ名の唯一の使用は、part ファイルが所有するライブラリを参照することですが、part ファイルは、ライブラリ名ではなく、文字列 URI を使用してライブラリファイルを参照することを推奨します。

ライブラリ名がライブラリ宣言に追加されると、名前の競合のリスクが生じます。同じプログラム内の 2 つのライブラリが同じライブラリ名を持つ場合、コンパイル時エラーになります。これを避けるために、ライブラリ名は、偶発的な名前の衝突を避けるためだけに、パッケージ名とパスを含む、長くなる傾向があります。そのため、このようなライブラリ名は読みにくく、ドキュメントとしても役に立ちません。

悪い例

dart
/// This library has a long name.
library magnificator.src.helper.bananas;
dart
library utils; // Not as verbose, but risks conflicts.

良い例

dart
/// This library is awesome.
library;

part "apart.dart"; // contains: `part of "good_library.dart";`

使い方

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unnecessary_library_name 規則を有効にするには、analysis_options.yaml ファイルの linter > rules の下に unnecessary_library_name を追加します

analysis_options.yaml
yaml
linter:
  rules:
    - unnecessary_library_name