目次

null_check_on_nullable_type_parameter

null チェックを、null 許容の可能性のある型パラメーターに対して使用しないでください。

このルールは、Dart 2.12 から利用可能です。

ルールセット:コア推奨Flutter

このルールには、クイックフィックス が用意されています。

詳細

#

使用しないでください null チェックを、null 許容の可能性のある型パラメーターに対して使用しないでください。

null 許容のバウンドを持つジェネリック型パラメーター `T`(例:`Object?` のデフォルトバウンド)を考えると、`T?` 型の変数を使用する際に誤った `null` チェックを導入するのは非常に簡単です。具体的には、`T? x;` があり、`x` が `T` 型の有効な値に設定されていることをアサートしたいことは珍しくありません。よくある間違いは `x!` を使用することです。`T` が null 許容型の場合、`x` は `T` 型の値として `null` を保持することが有効であるため、これはほとんどの場合間違っています。

悪い例

dart
T run<T>(T callback()) {
  T? result;
  (() { result = callback(); })();
  return result!;
}

良い例

dart
T run<T>(T callback()) {
  T? result;
  (() { result = callback(); })();
  return result as T;
}

使用方法

#

`null_check_on_nullable_type_parameter` ルールを有効にするには、`analysis_options.yaml` ファイルの **linter > rules** の下に `null_check_on_nullable_type_parameter` を追加します。analysis_options.yaml

analysis_options.yaml
YAML
linter:
  rules:
    - null_check_on_nullable_type_parameter